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50話 宝箱よりも大切なもの

Auteur: みみっく
last update Date de publication: 2025-09-12 06:00:37

「なんかさ、宝箱がありそうなんだけど」

 ユウヤが言うと、アリアは少し警戒した。眉をひそめ、部屋の奥をじっと見つめる。その瞳には、疑いの色が浮かんでいる。

「……それ、罠じゃないかなぁ」

「宝箱っ!?欲しいー」

 ミーシャは、目を輝かせた。その瞳は、宝箱の輝きを映しているようだ。興奮してユウヤの腕を掴み、宝箱の方へ引っ張ろうとする。

「だからね……罠だと思うよ」

 アリアは、ミーシャに諭すように言った。冷静な口調で、ミーシャの興奮を抑えようとする。

「むぅ……宝箱だよー?お金持ちになれるよー?」

 ミーシャは、食い下がった。頬を膨らませ、不満げにアリアを見る。ユウヤの方にも視線を送り、同意を求めるようだった。

「宝箱だったらね……」

 アリアは、諦め気味に言った。ユウヤは宝箱よりも、罠の方に興味があるんだけど…&hel

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